風水とは古代中国で生まれた、いかに安全に、快適に住むかという知恵を集大成した、大地の吉凶を見るテクノロジー。簡単に言うと、宇宙に流れる気のエネルギーを知り、上手に取り込むことで運気を上昇させようという学問です。3000年、一説によると4000年の歴史を持つとも言われています。
人々は良好な自然の中で暮らし、町や寺院、墓、家などをどのように造るべきかを“気”の流れによって追求してきました。その結果として、環境を整えることによって幸運を招く、『風水術』が誕生したのです。
風水では都市や住居(すなわち生者の居住空間)を「陽宅(ようたく)」、墳墓(すなわち死者の居住空間)を「陰宅(いんたく)」と呼んで区別しています。
風水は大別すると、「巒頭(らんとう)」と「理気(りき)」とに分かれ、理気は八卦、易理(易)、方位など目に見えないもので判断する方法であり、理法、理気派、屋宅派などとも呼ばれています。
ちなみに、現代科学における風水は、地磁気と関係を追究しています。
風水思想の原点は「生きる力を取り戻す」という点にあるようです。風水によって変化するのは、新しい快適な住環境を作り出すことによって得られる「心理学的な効果」と言えるでしょう。
つまり、美しい快適な住環境を創造することによって、そこに住む人が心理的あるいは生理的にリフレッシュされ、本来の生きる生命力を増大させる点にあるのです。
それは必ずしも「神秘の方位の効果」ではなく、あくまでも快適な住環境を作り出したことによる、心理的な効果でしょう。
風水では“宿命は変えられないが運命は変えることができる”と考えられています。自分の環境を整えることによって自らの希望する運命へと進むことができるのです。